スーツのボタンのルーツ

一般的なスーツには正面に2つのボタンがあります。しかし、実際に留めるのは一番上のボタンだけであり、下のボタンは留めないのがマナーです。何故留めないにも関わらず、存在するのでしょうか。

これは中世ヨーロッパにおいてボタンが装飾品とされていたことの名残です。一番下のボタンは留めるためではなく、デザインとしてついています。とめてしまうと全体のシルエットが悪くなるとされます。全体のシルエットやデザイン性など、機能性以外の部分もスーツでは重視されているということです。その点を踏まえて着ることによって、一層スーツの良さを感じられるかもしれません。裁縫の仕方もスーツごとに変わります。